化学物質過敏症は、抵抗力が無いって…ホント?





|抵抗力




抵抗力では負けない過敏症



化学物質過敏症に関する多くの記事を読みました。その中で共通するのは、化学物質過敏症は「抵抗力が弱いためになった病気」といった内容です。たしかに、化学物質によって動けなくなり、体力もなく‥とても弱そうに見えます。わたしも本当にそうでした。しかし、化学物質を排除すれば、普通の人と同じように動けるようになり、体力もつき、元気になるのです。しかも、私の場合は感染症にはなかなかかからないし、かかっても軽く済むのです。


芳香剤、合成洗剤、殺虫剤、殺菌剤、有機溶剤などがなければ‥こんな元気なのに!
元気を奪うこのようなものが許され、これで体調を崩す私が許されない社会。なんだか変です。


ところで「抵抗力とは、体が異物と判断した物質を体の中に入れないように抵抗する自己防衛反応のこと」ですが。それから言うと、化学物質過敏症というのは、かなり抵抗力の強い人ではないかと思うのです。



北里病院のアレルギー外来で診察を受けた時、先生はこうおっしゃっていました。「化学物質過敏症は、男性より女性の方が多いんですよ。女性は、子孫を残さなければならないので自己防衛反応が強いのだと思います。」と。


 私も、先生の話と自分の体験から「化学物質過敏症」というのは、「化学物質から自分の体を守る反応」のことで自然の反応ではないかと思っています。もし、化学物質が全くない無い環境であるなら、ウイルスや菌があっても感染症の症状がでない体といえるからです。


解りやすい例として生体間移植があります。この場合他者の臓器を異物と判断した体は強い拒絶反応を示します。そして、患者はとても苦しみます。これは当然の反応なのですが。不自然な生体間移植をした場合は、この当然の反応が悪いことになってしまいます。それでどうするかというと抵抗力を薬で下げるわけです。すると、異物と判断した他者の臓器を容易に受け入れます。そのかわり、抵抗力を下げた分感染症にもかかりやすくなります。


以上の事から解るように、「化学物質過敏症」の人たちは、抵抗力があり異物を体に入らないよう抵抗してアレルギー症状を出しているのですが症状に激しい苦痛を伴うためいかにも体が弱く抵抗力が無いように見えてしまいます。


この時点で、原因である化学物質を環境から無くすことが、根本解決だと思うのです。









|体の声に従う




最近、「自然にやさしいエコ」という言葉を良く耳にしますが。本当のエコ(ロジー)とは、体の声に素直に聞くことではないかと思っています。そうすれば、おのずと自然と環境は良くなるからです。体が化学物質を嫌がるのだったら‥それに従う方が長い目で見れば‥私たちは自分たちを支える自然を失わないで済むのです。


しかし、現代のように化学物質を利用して生活費を賄う社会では、化学物質で体調を壊すものを抵抗力の無い人と位置付け治療するに違いありません。その治療とは薬で抵抗力を下げるという方法です。現に医療現場では、ステロイド剤、抗アレルギー剤、免疫抑制剤を使っています。これらは、抵抗力を弱め感染症にかかりやすくします。しかも、これらの薬のほとんどは、石油から造られているのです。

 

 






|菌は私たちの味方




例)排水口

今や…ちまたでは、抵抗力や免疫力の弱った人たちのために抗菌グッズが氾濫しています。たとえば、キッチンの排水口に入れる除菌剤。多くの人は、便利だと思って使うようですが‥。本当は、こんなもの要りません。わたしが子供の頃、排水口のヌメリで困ったこと等一度もありません。それは、シンプルに、排水口から続くパイプが外の側溝にまっすぐ繋がっていたからです。水がどこにも溜まることはありません。だから菌が増えることなく…ヌメリもなかったわけです。


しかし、現代の排水口は違います。排水口から外の側溝までの間に、水が常に溜まる場所が設けられているのです。これは、臭いが上がってこないようにとの工夫らしいのですが‥これがなければ…本当にヌメリで悩まされることはなかったでしょう。


自然の世界で考えると‥人間がもし食べ物を食べ残した場合、それを他の動物や鳥がたべ、そのあとをだんご虫などの昆虫がたべ、そのあとを菌やウイルスが食べ‥植物を生かす土になります。だから、菌やウイルスは‥とても大切なためどこにでも存在しているわけです。水の中にもいます。ただ菌を食べる生きものがいるので‥菌だけが増えすぎることはないのです。

しかし、排水口に溜まった水はどうでしょう。食物から出る栄養がどんどん水に入ってきます。菌にとっては御馳走が毎日水の中へ‥。どんどん菌は増えていきます。そして菌が出すヌメリで‥ベトベトになってきます。味方であるはずの菌が、敵に見えてくるわけです。水がサラサラと流れる排水口にすれば‥すぐに解決できるのに、そうしないために…人々は殺菌剤を使って環境を破壊するのです。


それで、わたしは、菌を殺さないで排水口をきれいにする方法を考えました。



それは、排水口に水をためないようにすることです。お茶碗を洗った後、排水口の蓋を開け、かぶせられているプラスチックのお椀のようなものを外し、真ん中のパイプを取ります。すると‥溜まっていた水が流れ‥そこを新しい水で洗い流しきれいにします。これを、毎回すると‥全くぬめりを経験せずに済みます。


あの、臭いが上がってこないようにという工夫をした排水口の構造を見ると‥マッチポンプだな〜って思うのです。なぜなら、水をためる構造だと、たまった水に含まれる菌が増え‥ヌメるのは当たり前だからです。ヌメリがでれば‥不要だった除菌剤を売って儲けることもできるからです。商売になると‥人は、環境は人々の健康は後回しにしてしまうのでしょうね。


私たちの体は、常在細菌がいて私たちを守っています。それらを殺して自分の体が本当に元気になるのでしょうか?疑問です。私の場合、常在細菌がいる時より、いなくなった方が体調を崩します。たとえば、塩素の入った水を飲むと胃腸の調子を崩します。そんな時は、キムチを食べたり、コチジャンを食べたりします。


菌は、私たちの体にも心にも大切だと言うことを‥こちらの記事を読んで知ってください。
(腸内細菌がいるから幸せ物質セロトニンが出てくる)⇒ 
http://holyhealth.sakura.ne.jp/noutochou3.htm








|私からの提案




どうか化学物質を「造らず、使わず、自然へ処分せず」を実行してほしいです。これは一般国民では無理で、企業の協力なしにできません。国が毅然とした態度で企業にしっかり指導してほしいです。
 

CMなどを見ると、除菌・殺菌がとてもいい事のように謳われていますが‥菌やウイルスを殺して人々を助けることは、温室の中で植物を育てるのに似ています。つまり、過保護に育てる事で弱くしてしまう事です。一度温室で育った植物はビニールを取り除くと外の寒さによって枯れてしまうでしょう。
 

ですから‥菌やウイルスを殺すのではなく…むしろ感染する事で抵抗力をつける方がずっと健康になれると思います。わたしの子供の頃はみんなそうでした。日本人はかつて、とても感染症に強い国民だったように思います。


また医療に対してお願いしたい事は、対症療法ばかりに走る医療は、問題が多いのではないでしょうか?根本原因を解決する医療を目指すことを切にお願いします。

 





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下にCMが表示される場合がありますが、このブログと関係ありません。






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