命を奪われてなお賠償請求される鉄道事故





|被害者が加害者とされる社会



自動車ではねられたら、保険で何とか治療費が出ます。それは、自動車を持つものがみな、強制的に保険に入るようになっているからです。しかし、電車ではねられたら、治療費が出るどころか賠償金がとられます。また、自分のことではなくても‥家族の自殺や徘徊に関する事故の場合にまで、責任を問われるというのです。

私は‥大手の鉄道会社が、鉄道事故により怪我をしたり命を失った家族(本人を含め)に対し、賠償金を求めることが、信じられませんでした。なぜなら、怪我をしたり命を失った家族(本人を含め)に対し、慰謝料を払うことがごく当たり前のことだと思ったからです。


もし鉄道会社が、事故に遭った本人、あるいは家族に対し賠償金を負わせるのが一般的と言うのが本当なら、とても悲しい社会です。

では、下の枠内に実例(ニュース)を上げていますので是非読んで考えてください。



鉄道会社の現状(実例1)

 J-CASTニュース

認知症で電車にはねられ遺族に720万円賠償命令 「酷な判決だな」とネットで疑問相次ぐ

 

 認知症の男性が電車にはねられたのは見守りを怠ったからだとして、名古屋地裁が判決で、電車遅延などの賠償金約720万円をJR東海に支払うよう遺族に命じたと報じられた。これに対し、ネット上では疑問の声が多数出ている。

   遺族への賠償命令を報じたのは、日経の2013年8月10日付記事だ。
 

名古屋地裁「見守りを怠った」

遺族への賠償命令が波紋(写真はイメージ)
遺族への賠償命令が波紋(写真はイメージ)

   当時の報道では、91歳だった認知症男性は2007年12月7日夕、愛知県大府市のJR東海道線・共和駅で線路内に立ち入り、快速電車にはねられて死亡した。電車の運転士が男性を発見してブレーキをかけたが、間に合わなかったという。自殺の可能性もあるとされたが、立ち入った経緯ははっきりしていなかった。

   日経の記事によると、男性はこの年2月には、常に介護が必要とされる認知症高齢者自立度4と認定されていた。これに対し、JR東海は、安全対策が不十分だったとして、妻と長男を提訴した。裁判では、妻は、当時85歳の高齢のため夫を常時監視できなかったと反論した。しかし、名古屋地裁の上田哲裁判長は13年8月9日、訴えを認めて請求全額を支払うよう2人に求める判決を言い渡した。

   その理由として、上田裁判長は、同居の妻が介護ヘルパーを依頼せず、目を離したすきに男性が外出したことを指摘した。また、別居の長男も、事実上の監督者であるにもかかわらず、徘徊防止の適切な措置を取らなかったとした。男性は常に目を離さないようにしていなくてはならず、2人の過失責任は免れないというのだ。

   記事がネット上でも配信されると、判決内容に次々と異論が出た。

「遺族には酷な判決だな」「介護ヘルパー24時間入れられる訳じゃないし」「別居してたら監督するの無理じゃね」

   中には、駅員が男性を見逃し、立ち入り防止策もされていなかったのではないかなどと、JR東海側の過失を指摘する声も出た。

   JR東海は、ネット上のこうした声についてどう考えるのか。
 

JR東海「損害が発生したのは事実」

   ヘルパーをつけても男性を常時監視するのは難しいのではないかとの声について、JR東海の法務部担当者は、取材にこう説明した。

「個別の事情はいろいろおありかもしれませんが、線路に立ち入り、電車に衝突して損害が発生したのは事実です。損害については、原則としてお支払いしていただいています。それは、自殺であるなしに関わらず、同じです」

   男性が線路に立ち入ったのは、夕方のラッシュアワー時で、上下線で20本が最大2時間遅れ、34本が運休するなどして約2万7000人に影響した。乗客の代替輸送を手配するなどもしており、担当者は、そうした内容を調べて約720万円という賠償金の額を出したとした。

   今回は、支払いに応じてもらえず、熟慮した結果、裁判所の公正な判断を求めることにしたという。

   JR東海にも事故を招いた過失があるのではとの指摘については、「当社としては、線路に立ち入らないように巡回したり呼びかけたりしており、過失はなかったと考えています」と反論している。

   なお、ある私鉄にJ-CASTニュースが取材したところ、飛び込み自殺による損害額の平均は200万円ほどで、請求は100万円にいかないことが多いと答えていた。一方、過去の新聞報道によると、ラッシュ時で数万人に影響するときは、鉄道会社によっては600〜800万円ほどを請求することもあるという。

http://www.j-cast.com/2013/08/13181417.html?p=all




鉄道会社の現状(実例2)

認知症患者の列車事故、介護する家族の監督責任は?

                       TBS2016年2月2日(火)19時8分
 

コンテンツを再生中


 認知症のお年寄りが徘徊中に列車にはねられ死亡した事故で、遺族はJRに賠償金を支払う必要はあるのか。そんな裁判が最高裁で開かれました。介護する家族に監督責任があったかどうかが焦点です。

 全国で500万人といわれる認知症患者。川崎市内の病院では、内科の患者のおよそ1割が認知症を訴えています。

 「すぐに時間がたつと忘れてしまう。だから毎日のことなんですけど、お風呂へ入って『何しているの』と言うと『きのうはお風呂入らなかったから下着を取り換える』と」(認知症の妻を介護する男性)

 患者を支えるのは、多くの場合、夫や妻などの家族です。こうした認知症患者の家族の責任をめぐるある裁判が注目されています。

 2007年12月。愛知県大府市で91歳の男性が列車にはねられ死亡した事故。男性は、徘徊症状のある認知症患者でした。遺族側の弁護士によりますと、男性は自宅で85歳の妻の介護を受けていましたが、妻が居眠りをしたわずかな時間にお金も持たずに外出。最寄り駅から電車に乗り込み隣駅で下車した後、ホームから線路に下り、事故にあったとみられています。

 「(妻は)介護できるようなおばあちゃんじゃないよ。昔から(体が)弱いものでね、歩くのもふわふわ」(近所の人)

 この事故で、JR東海は遺族に対し「男性を監督する義務を怠った」として、振り替え輸送の費用などおよそ720万円を支払うよう訴えました。

 一審は、妻と長男を「監督責任者」と判断。請求通り720万円の賠償を命じたのです。二審では「見守りの努力をしていた」として賠償額は減額されたものの、妻に対しておよそ360万円の支払いが命じられました。

 認知症に詳しい医師は、「介護する家族には酷な判決だ」と指摘します。
 「(事故を防ぐためには)認知症を介護している家族は24時間見守りが必要であるし、また出ないように家に全て鍵をかけて出られないようにする(必要が出てくる)。認知症介護は不可能になる」(川崎幸クリニック・杉山孝博院長)

 2日午後、最高裁で開かれた弁論。遺族側は、「他人に危害を加えない認知症老人の一人歩きを阻止する義務は家族にはない」「事故による損害は、障害者と健常者が共存する共生社会実現のための企業コストと考えるべきだ」と主張し、JR側の訴えを退けるよう求めました。

 長男は代理人を通じ、こうコメントを寄せています。
 「認知症の人たちの実情をご理解いただき、思いやりのある温かい判決をぜひともお願い致します」(長男)

 認知症患者を介護する家族にどこまでの監督責任があるのか。最高裁は、来月1日の判決で判断を示す見通しです。(02日14:34)





|鉄道の問題点


鉄道の問題点

々皺佑砲靴討い覆ぁ米Ю擇砲ける事故)
・上がったと思った踏切が意外に早く降りる場合があり自動車が閉じ込められる可能性がある
・踏切の線路の間に自転車の車輪が挟まることがある
・文字を読めない子供や認知症の老人、また注意散漫な人が事故に遭う場合がある

踏切における事故件数は平成22年の1年間で、628件ありました。
http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h23kou_haku/zenbun/genkyo/h1/h1b2s1.html



▲廛薀奪肇曄璽爐忘瑤ない
・小さな子供、足の弱い老人、酔っ払い、三半規管に異常がある人、貧血のある人、寝不足の人などバランスを崩しやすい人がよろけてしまった場合、線路に落ちたり、ホームに入ってくる電車と接触してしまうことがある
・喧嘩に巻き込まれ、ホームから線路に突き落とされる可能性がある

ホームに入ってくる電車と接触事故を起こした件数は、平成22年の1年間で218件(人身傷害と死亡事故を含め)ありました。
http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h23kou_haku/zenbun/genkyo/h1/h1b2s1.html

ホームから転落し起こった人身傷害事故件数は、平成14年から21年度までの間に396件(年間約56件)ありました。これは、人身傷害事故を起こした数で、転落して怪我をしなかった人を合わせると、相当な数になったと思います。これほど危険なところに乗客を招いているのですから、プラットホームはとても危険に満ちた場所だということが分かります。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/bunseki-kankoubutu/jtsbdigests/jtsbdigests_No2/No2_pdf/jtsbdi-02_1114.pdf

ですから‥万が一事故が起きた時には、自社の利益より人命を優先するようにしてほしいものです。

また、転落事故によって、学校や会社、あるいは約束に遅れるようなことがあった場合‥学校側や会社側、あるいは約束の時間を待っている人が‥「事故があったのでは仕方がない」と寛容になることも大切だと思います。





|私からの提案


事故に遭わせないために、事故に遭った人の救済のために

\路の高架化を急ぐ
踏切での事故により命を落とす人が多くいます。線路の高架化を急いでほしいものです。しかし、高架化がなかなか進まないなら、せめて事故の多い踏切には職員を在させ、踏切を渡る人の安全を完全に確保してほしいものです。


▲曄璽爐忘瑤△襪い牢袷瓦併点擇蠅鮴澆韻
転落が絶対できない構造が絶対不可欠です。ここまで安全対策ができていないのに、落ちた人に責任を負わせないでほしいです。そのために一番いいのは、「プラットホームスクリーンドア」ではないでしょうか?詳しくはこちらを読んでください。⇒「可動式ホーム柵システム:http://www.kyosan.co.jp/product/product02-01.html



J欷雲度を設ける
私のお勧め案は、利用客の運賃に1%(この割合は例ですが)加算し、それを「万が一の事故(踏切、プラットホーム、線路などで起こる事故)に備えた保険の掛け金にする」ことです。私たち乗客は、たった一人で生きているのではありません。帰れば家族がいるわけです。だから、自分を含めた家族がこの保険システムによって守られるなら、この制度に反対するものはいないと思います。

以上の3点を実施することで、乗客とその家族と街中に住む人の安全を守り、鉄道会社の責任が果たせると思います。被害者を加害者のように扱い、払いきれないほどのお金を請求する会社ではなく、自社の不手際により起こった事故によって健康な体に傷をつけ命まで奪ってしまうような危険にさらしてしまったことに対する責任をきちんと果たせる会社であってほしいと思います。


ぜ殺者、認知症の事故においても保険がきくようにしてほしい
現在は自殺者、認知症の人が事故に遭った場合、治療費どころか、慰謝料ももらえず、逆に賠償金が求められるのです。いくら家族でも、相手が自殺しようと考えているかどうかは分からないし、認知症の家族を24時間1秒も見逃さず監視することは不可能です。しかも、閉じ込めっぱなしにすることは、「死ね」と言っているようなものです。ですから、もし、保険制度が設けられるならば、自殺者や認知症の事故においても、鉄道会社が責任を取ってほしいと思います(線路が高架だったら、あるいはプラットホームに柵が隙間なく備えられていたなら事故はなかったのですから)。たとえば、健常者の事故に 100万円の慰謝料がはらわれたとしたなら、自殺者、認知症にはその1割程度の10万円を減らした90万円の慰謝料といった具合に。自殺者や認知症の事故においては、もらえる金額が少ない金額になりますが、決して賠償金を払わなくても済むようにしてほしいものです。

鉄道の保険制度ができるなら、これらの問題は解決できると思います。





|まとめ


心が寒々とするフレーズの一つに「この事故で、○○人の足に影響」とか、「○○億円の損失」があります。


以前、わたしが乗っていた電車が子供をはねたことがありました。わたしの座席から少しその様子が見て取れました。私も含め、周りの人は‥はねられた子供の安否を気遣う人ばかりで、どれだけ迷惑かけられたかと怒り出す人はだれもいませんでした。

私たち乗客にマイナスを与えた事故ですが、多くの人が知りたいのは、はねられた人の怪我や命の安否。なのに‥ニュースでは、 崗莎劼梁にどれだけ悪影響を与えたか」◆崚監参饉劼砲匹譴世韻梁纂困あったか」を報道するばかりです。何度も言いますが‥これを聞くたびに心が寒々とします。

そもそも鉄道会社が、鉄道を高架にすることやホームからの落下防止を怠り‥スピードばかり追求する方にお金をかけた結果、市民を事故に巻き込んでいるのに‥。鉄道会社が事故に遭った人の安否を全く気にせず、自分たちの損ばかりを前面にだすことが‥悲しい社会だなって思います。

私の願いは、心の暖かくなる社会です。そのためにも、事故に遭った乗客や街の市民の安全と命が守れるように、高架工事やホームの安全工事をいち早く進めていってほしいということです。そして、保険制度を設け事故に遭った人の命が一番に守られるような社会になることです。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
下にCMが表示されますが、このブログと関係ありません。





 

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