化学の基礎 入門編1「不都合な分類法」
自然のことは、森などに行って体で体験すればどんどん身についていきます。
頭を抱え苦しむことはありません。
でも‥化学は違う。
森に行って体験しても化学は身につきません。
化学は、頭を抱え苦しみながら机の上で学ばなければならないのです。
少なくとも頭の悪い私は(楽しむことは無理)‥。
それでも‥化学を学ばなければならないのは‥
自然に放り出されていく人工的な化学物質で私自身が体調を崩したからです。
それで、周りを見てみると‥私より先に‥川や海や空や大地が‥大変なことに‥。
ですから、私だけでなく皆さんにも‥せめて化学の基礎的なことだけでも知っていただきたいと‥
漫画チックに化学についてまとめてみました。
是非参考にしてください。
1.有機物 無機物 不都合な分類法
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(ただし、二酸化炭素とか一酸化炭素やダイヤモンドや黒鉛は炭素を含むけど
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2.厄介な「化学物質」という名称
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![]() ところで、有機化合物ってなんだったかおぼえているかな〜? ![]() えっと〜。炭素を含む化合物のことで〜す。 そうだったね。炭素を含む化合物を有機化合物って言うんだけど‥ 実は、この有機化合物。二つに分類されているんだよ。 どういうふうに分類されているかというと‥ ひとつは、脂肪族化合物。もうひとつは、芳香族化合物という具合に。 脂肪族化合物と芳香族化合物か〜 ![]() これから学ぼうとしている、「芳香族化合物」は、 亀の甲羅みたいな6角形をしたベンゼン環を含んでいるものを言うんだよ。 ↓ベンゼン環 じゃー脂肪族化合物ってどういうものを言うんですか? ![]() 脂肪族化合物というのはね。炭素原子が鎖状に つながった化合物のことを言うんだ。 ↓こんなかんじに‥(図は、プロパン) ![]() ![]() なるほど‥。 炭素原子が鎖みたい(鎖状)につながっているのを脂肪族化合物と言って 炭素原子が輪っかみたいにつながっているもの(ベンゼン環)が 含まれているものを芳香族化合物と言うんだね。 すばらしい。そのとおりだ。 ただ忘れないで欲しいのは、化学の分類では‥ 生体でつくられたか、人が合成したものか‥ごちゃまぜでわからないってこと‥ これから学ぶ芳香族もそうなんだ‥。 は〜い。忘れないようにしま〜す。 ![]() じゃ〜ここからは‥ ベンゼン環を含む芳香族化合物について勉強しよう〜。 ![]() は〜い。スタンバイオーケーで〜す。 ![]() じゃーさっそく質問するよ。 なぜ、ベンゼン環を含む有機化合物を「芳香族化合物」と名付けたか わかるかな〜 う〜ん…。 芳香族…っていうから…いい香りがするのかな… ![]() 正解!! 全てがいい香りって事もないけど… つまりね。ベンゼン環って香りにも関係する物質なんだ。 皆が好きなシナモンやバニラだってベンゼン環をちゃんと含んでるんだよ。 バニラやシナモンもベンゼン環?? ![]() そう。だから…いい香りがするだろ。 人は香りをそのまま楽しめなくて… わざわざ抽出して、いろんな食べ物に添加するようになったんだ… ![]() だからバニラ味のアイスクリームとかバニラ味のプリンとかがあるんだね。 ![]() でも香りだけ抽出するって手間暇がかかるだろう? だから今は簡単に石油で合成できるようになったんだ。 ![]() 人間の知恵ってすごいね〜!! 石油でなんでも作れちゃうんだから…。 ![]() でもね…食べたり飲んだりできない石油が材料だから… 天然に勝るものはないってこと忘れてはいけないよ!! ![]() は〜い。わかりました〜ぁ〜 ![]() ちなみに、バニラの香りの主要成分であるバニリンは、 2001年には全世界で1年間に12000トンも消費されたんだよ。 このうち天然のバニリンはたったの1800トンだけだった。 割合で言うと、天然のバニリンが全体の6分の1しかないんだ。 つまり、市場に出ているほとんどが天然のバニリンではないってこと‥ ![]() ひぇ〜、天然のバニリンが全体の6分の1しかないの〜 ほとんどが、石油をもとに合成されたバニリン??? 人間の知恵、ないほうが良かったかも… ![]() ホントそうだよね。それに安全と思われる天然バニリンも 製造過程で殺菌剤が使われたりしているから …完全に安心とは言えないんだ。 (詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてね。⇒「天然バニリンの製造方法」) ![]() え〜??もし天然バニリンが安全とは限らないんだったら… いったいどうすればいいの〜??? ![]() 何よりも大切なことは、味や香りを添加するのではなく、本来の食材の味や香りを味わう ことなんだ。 それでも…どうしても、バニラの香りを添加したいときは… 香り成分バニリンではなく、無農薬無肥料栽培のバニラビーンズを使おうね。 (あとで、こっち読んでね。⇒「無農薬無肥料栽培のバニラビーンズ」) ![]() は〜い。 《僕は思った。”人参には人参の味や香りがある。ビーマンにはピーマンの味や香りがある。 だから、抽出した味や香りで食べ物の本来の味や香りを誤魔化すような事はしたくない”と…》 ………………………………………………………… ※1876年。グアヤコールとクロロホルムをアルカリで加熱することによって史上初めての バニリン人工合成に成功。消毒の匂いがするグアヤコールと、刺激のあるクロロフォルム から甘い香りのするバニリンが誕生した。( ←恐ろしいが、美味しいと言って食べていた) ※2007年。牛の糞からバニラの香りと味のする物質(バニリン)を作ることに成功。 日本人がノーベル賞を受賞しました。すごいですね。牛の糞を利用してアイスクリームや プリンの香りが作れたのですから。それに生産者は石油ではなく牛の糞を使っているの ですから‥「天然バニリン」と堂々と言える‥。それでも、わたし(消費者)は喜べません。 だって‥ かつては‥「バニラビーンズとバニラビーンズの香り(バニリン)」が一つで、バニラビーンズだ った。だから、バニラビーンズをくんくんと嗅ぐとバニラビーンズの香り(バニリン)がした‥。逆 にバニラビーンズの香り(バニリン)がすると‥近くにバニラビーンズがあるなと分かった。 それを人は、バニラビーンズからバニラの香りだけを抽出したり、これと同じ香りを石油から合 成したり‥。そして今や、人は牛の糞からバニラビーンズと同じ味と香りのする物質を作ったり ‥。もともと一つだったのに、香りや味だけが一人歩き‥ 家畜が自然から隔離され自由を奪われ食べられるためだけにとらわれていることを問題にし、 彼らを自然に帰すことを目指さなければならなかったのに。それを解決するどころか、家畜が 1年間に出す糞55万1155トン(日本)を金の卵に変えることができたと大喜び‥。 私たちがバニラ味のするアイスクリームが合成バニリンか、バニラビーンズから抽出したバニ リンか、それとも牛糞から作ったバニリンかもはやわからなくなってしまったと言える‥。 お金や名誉が絡むと‥人はここまで不自然にしても‥なんら違和感を感じないのですから‥ (天然バニリンでも、生産過程で殺菌剤などの化学物質が使われており安全とは言えない) ※現在は、牛の糞からバニラの香りだけでなく、ガソリンも作れるそうです。いやはや‥ |
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下にCMが表示されますが、このブログと関係ありません。
- by 白鳥沙羅
- 2013.06.16 Sunday
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- 12:54
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