公表できないSPEEDI:国民の被曝より、国民のパニックが怖い?





|不要なSpeedi




国民の安全を守るために作られたSpeediというシステム。迅速に危険を予測し国民に知らせる。そのために多額の予算をつぎ込んだ。それなのに‥国民がパニックになるからという理由で…公表されなかったという。いかにも苦し紛れの言い訳としか思えない。こんなシステムなら国民にとっては無いのと同じ。不要ではないかとわたしは思うのです。


下の枠内の文章は、なぜSpeediによる放射性物質の拡散予測を公表できなかったかということについての新聞の内容です。是非読んで参考にしてください。





文科相ら「公表できない」SPEEDIの拡散予測 "中国新聞" ( )内の文字は私のコメント




 東京電力福島第1原発事故5日目の昨年3月15日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測について、当時の高木義明文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成されていたことが2日、同省関係者への取材で分かった。(←一般にはとても公表できない内容と判断した?ってどういうことでしょう‥。とても気になるのですが。


 文科省は「事務方が作ったメモだが不正確。公表の具体的な判断はしなかった」と内容を一部否定している。←メモが不正確??‥詳細が書かれていないので‥どう言うことか理解不能。)


 事故直後のSPEEDIの試算公表をめぐる文科省の議事録などは公表されていなかった。予測は原子炉内の全ての放射性物質の放出を想定し、文書には「関東、東北地方に放射性雲が流れるとの結果が出た」と広範囲な流出も記載、文科省が最悪の事態を想定し計算を繰り返していたことが明らかになった。(←たとえパニックになっても最悪の事態を想定した方が被害は少なくなると思うのですが… 


文書は昨年3月
19日付。政務三役らが出席した15日の会議で、試算結果を三役が見て「一般には公表できない内容であると判断」と明記され、より標準的な内容のデータを用意することになったとしている。←パニックを避けるため、標準的な内容のデータを用意するってどういうことでしょう。改ざんってことでしょうか?その方が怖いのですが…


当時副大臣だった鈴木寛参院議員は共同通信の取材に「全量放出との前提は現実にはありえず、パニックを呼ぶ恐れもあった」と説明した。(
←全量放出という前提は現実にありえないときっぱり言えるのでしょうか…


文書は、翌16日の三役会議の様子も記載。文科省はデータの提供に徹し評価はせず、今後は原子力安全委員会が公表すると鈴木副大臣が提案、合意された、としている。


政府の事故調査・検証委員会の中間報告に、こうした経緯の概略は記されたが、詳細は分かっていなかった。


民間の有識者でつくる「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は報告書で、SPEEDIの公表をめぐる
文科省の対応を批判、データ公表が遅れた一因となったと指摘した。



《中国新聞》12/3/3





そういえば‥、3.11の事故後(4月上旬)今まで経験した事がない目と喉の灼熱感と胃腸障害を経験しました。その時期、多くの人が無駄に被曝したのではないでしょうか?国はこのことを煙に巻いて終わらせるのではなく…今後の反省も含め、国民に公表できなかった詳細のデータを知らせてほしいものです。






|迅速予測するシステム




Speediとは迅速に予測するシステムだそうですが‥いったいどんなものなのか‥調べておきましたので参考にしてください。


 




Speediとは



緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI:スピーディ※)は、原子力発電所などから大量の放射性物質が放出されたり、そのおそれがあるという緊急事態に、周辺環境における放射性物質の大気中濃度および被ばく線量など環境への影響を、放出源情報、気象条件および地形データを基に迅速に予測するシステムです。


 このSPEEDIは、関係府省と関係道府県、オフサイトセンターおよび日本気象協会とが、原子力安全技術センターに設置された中央情報処理計算機を中心にネットワークで結ばれていて、関係道府県からの気象観測点データとモニタリングポストからの放射線データ、および日本気象協会からのGPVデータ、アメダスデータを常時収集し、緊急時に備えています。



 万一、原子力発電所などで事故が発生した場合、収集したデータおよび通報された放出源情報を基に、風速場、放射性物質の大気中濃度および被ばく線量などの予測計算を行います。これらの結果は、ネットワークを介して原子力規制委員会、関係道府県およびオフサイトセンターに迅速に提供され、防災対策を講じるための重要な情報として活用されます。


※SPEEDIとは
System for Prediction of Environmental Emergency Dose Informationの頭文字です。




環境防災Nネット:
http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/030101.html


 




ちなみに…頭文字からとったspeediのそれぞれの意味は‥

 


 System…組織、制度
 Prediction …予言、予報
 Environmental …環境の
 Emergency …非常時、緊急
 Dose …投薬する、服用させる
 Information…情報、知識
 



これを私なりに解釈すると‥「(自然)環境に放射能を投薬し‥その結果非常事態になったら、情報を集めそれをもとに予言する組織、または制度。」ってことでしょうか。つまり、緊急になったら、情報を集めそれをもとに予測あるいは予言をするが…その情報を国民に知らせるものではない‥のかもしれません。いや、むしろ(自分たちだけ知って)国民には知らせたくないのかもしれません。






|予算減らす理由




即座に予測する技術的な限界があるという理由で予算を減らしました。予算を減らすのには賛成ですが‥speediが即座に発表できなかった理由は「国民がパニックになるから」ではなかったでしょうか?なんだか腑に落ちません。


 



 
SPEEDI、予算大幅減へ 
 
放射線量の予測に限界
 
川田俊男   2014年8月25日05時35分
 


 
 東京電力福島第一原発事故で初期の住民避難に活用されず問題になった「SPEEDI(スピーディ)」(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)について原子力規制委員会は来年度予算を半額以下に大幅減額する方針を固めた。
 
 
放射性物質の広がりを即座に予測するには技術的な限界があるため、代わりに放射線量を実測するシステムを強化する。
 
 

これまでSPEEDIを前提にしてきた自治体の避難計画は見直しを迫られることになる。


朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/ASG8S7D4FG8SULBJ005.html


 








|適当な放射線量測定




文部省が測定する放射線量の測定方法は…地上150〜300mの上空でヘリコプターによってモニタリング調査しています。地上での測定ではないので‥信頼性がありません。文部省でも「ヘリコプターを飛ばし、上空から、直径三百〜六百メートルという広い範囲で測定し、放射線の数値を出しているので誤差がある。誤差は平野部で二割前後、山間部では五割程度、多い場所もある。また、ホットスポットの存在は分からない。地上で測定している数値があるなら、そちらの方が正しい。」と言っているくらいですから‥。


なのに‥いまもこのような方法で放射線量を測定し、放射線量マップを作って国民に公表しているのです。参考にもならないデータを。こんな測定に多額の税金を投資するのはバカバカしいと思います。


一番いい方法は、自治体などで…自主的に地上の放射線量を測定し‥そのデータを集めてマップを作ることではないでしょうか。これが一番信頼できるデータであり、費用が安く済む方法だと思うのですが‥。




 



http://www.tokyo-np.co.jp/feature/tohokujisin/archive/3funqa/list/CK2011112902000103.html






|お勧め動画




急いで国民に危険を知らせるはずのものが、危険を知っていながら急いで知らされない。知らされたのは、遅れて…たった2回だけ。こんなもの国民にとっては無いのと一緒。税金の無駄遣いです。




 ↓班目春樹 寺坂信昭:SPEEDI情報隠し関連







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