忘れないでください。合成洗剤追放運動のことを!!




私たちが、何の疑いも持たずに使っている合成洗剤。実は、50年以上も前からその毒性は分かっていました。しかし、国は企業の利益を優先し、国民にその毒性を知らせなかったのです。





|洗剤の毒性




白ネズミでの実験で毒性判明



以下の文章は、「日本、洗剤公害レポート」p.268より抜粋(要約)しています。



1961年(昭和36年)春、東京都衛生研究所臨床試験部長・柳沢文正のもとに、一人の中年のご婦人があらわれました。一見して胃腸に障害があることを見抜いた柳沢氏は、薬剤より食生活が大切なことを話し、キャベツ(ビタミンU)のしぼり汁にごま油を少し加えて朝コップ一杯づつ飲むように勧めました。


数週間ご再び訪れたこのご夫人を見て柳沢氏はびっくりしました。前と違って顔色が黒くなり シミが増え、疲れた様子だったからです。



不思議に思って訊くと、「野菜には寄生虫や農薬が多いと言うので、前の晩からキャベツをライポンFの溶液につけておき、翌朝それをミキサーにかけてごま油を入れて飲んでいました。」と言います。


「ライポンFとは一体何ですか?」と訊くと、その人はすぐ近くの雑貨屋へ行ってライポンFを買ってきました。柳沢氏は、この時初めて合成洗剤を知ったのです。



その容器には、厚生省実験証明 (1)回虫卵が簡単に除去される (2)毒性がなく衛生上無害である。と表示されていました。その上厚生省の外郭団体である日本食品衛生協会の推奨までつけてあります。


便利なものができたものだと思って良く見ると、その成分はアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(ABS)と書いてある。


科学者として何故こんなものが無害なのか、疑問を持ちました。早速白ネズミに実験してみたら、確実に毒性があることがわかったのです。



さらに様々な実験をして、合成洗剤が決して無害出ないことを突き止め、同時に実験を始めた令弟の柳沢文徳・東京医科歯科大学教授の実験結果を併せて1962年1月14日、お茶の水医学界に「DBS※に関する研究」と題し「石油系の合成洗剤は決して無害ではない。従って家庭での使用は十分注意しなければいけない。」と発表したのです。


※DBS=ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム



 









|明日の水が危ない




 日本洗剤公害レポートP.281後半〜 (タイトルは私が勝手につけたもの)




不気味なほど美しく



合成洗剤にはたくさんの不安があるが、ともかく環境を汚染していることは事実なのだから、なんとか一日もはやく使用をストップさせ、これ以上の汚染の蓄積を防がなければ、明日の水がどうなるか分からないという心配が強く、なにか悲愴な使命感につき動かされていたのかもしれない。


私は、東京・大田区の多摩川の丸子橋からすこし下流のほとりに、もう30年近く住んでいる。子どもたちがまだ小学生だった昭和20年ごろは、この多摩川はハゼやフナがいた、泳ぎのできるきれいな川だった。


夏を待ちきれない子どもたちが、川の流れに戯れたり、魚をとったりして、日が暮れるまで遊んだものであった。それがいつの間にか、洗剤の泡で覆われ、ヘドロのドブ川に姿をかえて、川べりに子どもの姿を見ることもなくなってしまった。


たしか昭和30年前後から、我が家でも台所用に食器洗いの中性洗剤を使うようになっていた。はじめは、粉末状の洗剤だった。洗い桶にこの粉末を溶かして泡立てて、その中にコップなどを入れておくと、キラキラと輝くようにきれいになった。


今まで落ちにくかったカットグラスの細かい刻み目の汚れまですっかり落ちてしまうので、なんて便利なものだろうと、私は重宝がって使っていた。


ところが、明治生まれの姑は、「なんだかキシキシするほどきれいになるなんて、気味が悪いね」といい、あまり積極的に使おうとはしなかった。


姑はまた、「野菜や果物を石鹸であらうのはどうかね?」といって(姑は中性洗剤も石鹸と呼んでいた)自分からは中性洗剤などは使わず、野菜などは水でよく洗っていた。一度は台所で私が中性洗剤で果物を洗っていたとき、「塩を使ってみたら… 」と言われたことがあったが、今思うとかえって年寄りの方が自然の本能が鋭く働いて危険を察知していたのではないかと





”お墨付き”という宣伝



昭和26年に合成洗剤(中性洗剤ともいわれる)がはじめて市販されてから、その生産は年ごとに増加した。その普及のために日本食品協会が、昭和31年8月10日、「ライポンF」に第一号の推奨広告を行った。


同協会は以降、各メーカーに対しても次々に推奨したが、企業にとってはこのお墨付きが絶好の宣伝材料になったのである。




ラットの実験結果



昭和35年第16回日本公衆衛生学会において中性洗剤を連日4平方cm塗ったラットが15日までに死亡したと言う実験結果を発表。



 


50年も前にこんな実験結果が公式に発表されていたにもかかわらず何の手だてのないまま50年が過ぎ、今や汚れた川も汚れた海も日常の生活に溶け込んでしまっています。そして、アトピーや湿疹や化学物質過敏症までが生活の一部となってしまっているような気がします。









|隠されていた毒性




大臣たちは知っていた



日本洗剤公害レポートp.181〜





昭和40年4月13日参議院予算委員会にて



国務大臣(神田博)


「…中性洗剤は有毒性である。手が荒れるというようなことについては、これは疑いのない事実でございまして…。」





昭和43年5月17日参議院物価対策特別委員会にて



木村美智雄委員の質問に次のように答える国務大臣(園田直)


「…調査会などで結論が出て、(中性洗剤について)一応無害と言うことになっておりますが、わたしはこれに非常に疑念を持っているわけであります。…」





昭和48年4月11日参議院予算委員会にて



鈴木一弘委員の合成洗剤に関する質問に対して、田中角栄内閣総理大臣の答弁


「…わたしの家庭において特異体質のお手伝いさんがきますと、洗剤でもって手が腫れあがる。手が腫れあがるだけでなく、どうも下痢症状を起こしたり、いろんなものがあるもんですから、そういう人をいなかへ帰したりしておったわけです。


そこへそういう本を見ましたので何冊もよんでみたら、いまご指摘になったように、やっぱり長く使っておりますと、皮膚から吸収ということだけが研究されておりますが、それだけでなく、洗剤で持って洗っていた生野菜、こういうものが肝臓だけでなく、いろんな問題に影響がある


この蓄積が行われる場合は、PCBとおなじような結果をもたらす恐れがある。


いままでも、衛生研究所その他、いろんなところでやっておったのですが、今度は一人でもって使う場合は害はないということですが、長いこと使っている場合とか…。


それから、いま科学技術庁長官からのべたように、下水でもって魚に及ばす土壌汚染と言うようなものを考えると、これはいままでの狭い視野で、被害はないという観点からだけで律するわけにはいかなということで、新しい立場と新しい視野からひとつ検討してもらいたい。


こういうことで、これはひとつ大いに、真にこういうものは勉強しなければならぬことで、厚生省と科学技術庁に対しまして、いままでの、適法というだけでなく、新しい分野の研究ということ、もうPCBのようになっちゃいかぬから、特に新しい分野の研究ということで、大学とも連携をとったり、広範な研究を進められ地と言うことを指示したわけであります。これは非常に大きな問題だと思います。」






​「以上のように当時の総理大臣をはじめ、各大臣たちもその毒性を認めていたにもかかわらず、今やもうCMで流される「じょしりょくの香り〜」とか「泡のちから…」とか、もう誰もとめることができません。もし、人が海や川をみて環境を良くしようと考えるなら誰も使う気さえ起らない商品‥それをCMは簡単に買わせてしまうのですから…。


しかも下水処理代、シャンプー、リンス、洗剤などの入っていた容器のゴミ処理代…すべて消費者につけとして回ってきています。そしてそれが原因で病気になった場合の医療費まで自分持ちです。しかも、鎮痛剤が、何とライオンから発売されています…。合成洗剤で頭痛になって、その会社の鎮痛剤で頭痛を治す。全く、企業側の有利になることしかありません。それでも、これらの洗剤が私たちにとってどうしても必要なのでしょうか?」









|矛盾した研究者




日本洗剤公害レポートp.187〜



日本食品衛生協会常務理事小谷氏は昭和48年に合成洗剤をラットに塗ると死亡するという実験を知っていながら、一方で75g服用しても無害だと矛盾した内容を主張…。


そこで、著者が小谷氏にたいして「合成洗剤が安全なら…それを75g服用して頂けないでしょうか」というと。彼は、口の中でつぶやいていたが、頭を抱えるだけだった



これまでもそうだった。この国の厚生省は、いつもそう言ってきた。AF2のときもそうだった。PCBでも、リジンでも、水俣病、イタイイタイ病でもそうだった


最近では6価クロム禍、塩化ビニール、サッカリンと、どの問題にしても危険信号をはっした先駆的な学者や市民のはあった。


だが、どれもこれも、厚生省が動き出したのは、健康を蝕まれた患者がちが血の叫びをあげ動かしがたい”証拠をつきつけたときか、あるいは遠い外国で有害”データがあいつぎ、何らかの規制措置が取られた後からではなかったろうか?


その日本を司る霞が関の厚生省とつるんで、企業となれあい、公害タレ流しの原因を作った御用学者の集団、つまりは〇〇審議会や委託研究班の事なかれ主義がまかり通っているのだとしたら、日本はいったいどうなるのだろう。






3.11の震災で原発事故が起きた際も、国と東電と御用学者が被爆線量の基準を上げて安全という矛盾した発表に似ています。その後何の解決もされないまま放置された結果、環境が病気になり、そして私も病気になった…。もし私の体がデトックスして改善しても環境が改善しない限り、自由にどこにも行けないし、快適に住む場所すらない。



近代文明ではなく古代文明の最初のところから…いや、もっとまえの…文明にであった瞬間がそもそもの…間違いではなかったかと…私は思うのです。なぜなら「文字」や「道具」や「火」を使うことなく自然の生き物はちゃんと生きていけるからです。


もし全くの文明がなかったら…私は、鳥になりたいとか、なんで人間に生まれたのだろうとか、化学物質過敏症になって何のために生きているのだろう?とか考えなくてすんだと思います。そして私も野生の生き物のように何も意識することなく自由に生きていたでしょう。 
 
 






 

|便利さだけを強調




日本洗剤公害レポートより



厚生省のいう「第一人者ばかり」を選んだ洗剤安全性問題研究班が、もともと企業や政府の”おかかえプロジェクトチーム”だったとは思いたくもないが‥


すでに昭和50年10月末の中間報告では、「特別な異常はみとめられない」ことで専門学者の意見がほぼ一致したと言い、またも”危険信号”を無視して「白さ」や「美しさ」や「便利さ」だけを強調したテレビCMが流される…。


「こんなことでいいんでしょうか」と私に耳打ちしてくれる人は多い。


安全性に疑問がもたれている物まで”白”としてしまったのでは、一億一千万人の環境を汚染し、人体を蝕みつづける化学物質の”正体”はいつまでたっても突き止められないだろうし、われわれはいつもその”
白の恐怖とくらし続けねばならないだろう。


 









|体裁だけの話し合い




知り合いの体験から



ある組織に入っていた友人。その組織の役員会。月に一回3〜4時間かけていろいろと話し合いをするという。みんな真剣に良い意見を出し合うが最後にその組織の会長は、全く逆の意見を言ってその会は終わるとか。


友人は、先に会長が自分の意見を言ってくれればこんなに長い時間無駄に話し合わなくて済むのにと言う。しかし、その会長にとって話し合う時間を持つことには意味があると友人は言うのです。


それは自分の意見を自分ひとりで勝手に決めたのではなくみんなで話し合って民主的に決めたと言うことにできるからだそうです。体裁を整えるためになんとややこしいことをするのだろうと半ばあきれるばかり



このようなことが世界の頂点に立つものと国の代表との話し合いの中で行われているかもしれません。つまり、世界の国々の話し合いも、国会での話し合いも、みんな体裁を整えるためのもので最初から頂点に立つ者の答えが用意されているのではないかと。そうでなければどうして田中角栄元総理大臣自身が合成洗剤に疑問を持っていたのになにも解決できなかったのでしょう。








|まとめ




昭和20年、東京の川は、とても美しい川だった。東京の美しい川が汚れ始めたのが昭和30年ごろから。
昭和30年代前半から洗濯機とセットで「合成洗剤」が普及されていた。それまで人々は川や井戸で石鹸を使って洗濯していて川は美しかった。
国会の話し合いの内容から、総理大臣も問題点を熟知していた。しかし、即解決できず



(実は、合成洗剤の主成分であるABSは、1936年アメリカのナショナルアニリン社がABSの製造をはじめ、石けんの代替として軍需用に使われました。1943年にナショナルアニリン社とモンサント社がABSを洗剤として売り出し、各社も追随しました。かのモンサント社が関わっているのだから‥信じてはいけないことがわかります)









|お勧めの本





この記事の参考にした「日本洗剤公害レポート」という本を購入したい方は、「日本洗剤公害レポート←こちらをクリックしてください。


 





|お勧め動画




合成洗剤追放運動をしていた柳沢文正氏が受けた圧力について。是非最後まで見てください。




↓「それでも彼はくじけなかった」

 



 

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下にCMが表示されることがありますが、このブログと関係ありません。

 

 


 


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